美淫パラダイス 第一巻 輪姦接待(2−2)

美淫パラダイス 第一巻 輪姦接待(2−2)

 下條美紀は、バスを会社の一つ前の停留所で降りた。
 その近くに公園があり、トイレは綺麗だった。
 トイレに入ると、トイレットペーパーで、パンプスと内腿を垂れるザーメンを拭って流した。
 白いパンティーと黒のパンストは、ザーメンと愛液でべったりと濡れていた。それを脱ぐとポリ袋に入れ、新しい物に履き替えた。
 会社に着くと、人目を避けながら更衣室に入った。
 黒のタイトスカートを抜ぐと、まだ湿ったシミの匂いを嗅いだ。ザーメンの香りがまったりと鼻の奥に付いた。ポリ袋に入れておいたパンティーとパンストは、更に洋菓子の紙袋に入れて、更衣室のゴミ箱に捨てた。
 営業部なので、着替える必要は無かったが、紺色の事務服に着替えた。
 仕事が始まっても、朝の痴漢の刺激が身体から離れなかった。
 いつもねちっこい視線を送ってくる営業部長の益子が、外出で席に居ないのが救いだった。
 だが、昼過ぎに部長は戻り、いつもより粘った視線を感じた。
 部長が電話をしているのを確認して席を立つと、給湯室に向かった。
 給湯室は、事務室から廊下に出て、三メートル程の通路を抜けた奥の二畳程のスペースで、シンクやポットなどお茶を飲むための備品が揃っていた。通路から死角になるので、一息入れるには良い場所だった。
 気分転換にお気に入りのドリップコーヒーパックを開けて香りを嗅いだ。コーヒー豆の濃い香りにうっとりとした。
 白い紙のフィルターをカップに掛けて、ポットの熱湯を少し注ぐと、更に深いコーヒーの香りに包まれて気分が楽になった。
 コーヒーを入れ終わり、カップに口を付けた。ほろ苦く熱い液体が喉を流れると、心が軽くなった。目を閉じると、股間の奥に朝の熱り立った肉棒が残した疼きを感じた。
 股間がムズムズとしてきて、手を当てて軽く押すと、ジワリと快感が拡がった。
(私ったら、こんなとこで何をしてるの! 止めなくちゃ!)
 手をシンクに付くと、突然尻の下部に誰かの手が触れるのを感じた。
「えっ? ああんっ!」
 その手は、美紀の太腿から制服のスカートの尻を撫で上がった。
(誰? 部長?)
 振り返るとニヤニヤと笑みを浮かべた益子部長が立っていた。
 上背は美紀より低く、薄い頭髪に脂ぎった顔、黒縁の眼鏡は昭和の親父の典型的な姿だった。足音が聞こえなかったので、忍び足で来たに違いなかった。
(電話をしながら私が立つのを見ていたのね。なんて卑劣な! 本当にイラッとする!)
 その気持ちを込めて、声を張った。
「部長、止めて下さい!」 
 それでも益子は、尻を触る手を離さず、身体を寄せて、美紀の髪の香りを嗅いだ。更に自分の股間を、美紀の左の尻タブに押し付け、美紀に抱きつき、右手で尻肉を揉み始めた。
 予想外のしつこさに、美紀は辟易した。コーヒーを持っていたので、手を払い除けることはできなかった。
 左の尻の下部に熱い肉棒を感じた。
(こんなとこで勃起させて! 本当に変態ね!)
 益子の手の平は大きく開かれ、美紀の太腿から尻を這い回った。時折、指は美紀の尻にめり込んできた。
(そんなの! 気持ちいい訳ないんだから! 馬鹿オヤジ!)
 だが、益子の手のひらが与える刺激に、朝の痴漢の埋火が反応して、ピリッとした快感が腰に流れた。
(えっ? まさか!)
 美紀は、益子の手で感じたという事実を打ち消すように、強い声を上げた。
「本当に止めて下さい! 誰か呼びますよ!」
 益子は悪びれもせず、美紀に囁いた。
「おやおや、随分冷たいじゃないか。呼んでくれても良いがねぇ。そしたら美紀君が困るかもしれないよ」
 美紀はコーヒーをシンクに置くと、益子の右手を押さえた。
(困る? 何言ってるの? 頭がおかしいんじゃないの?)
「部長、意味が分かりません、本当に嫌なんで、止めて下さい!」
 益子は全く止める気配は無く、両手を美紀の制服に這い回らせた。
「美紀君が制服なんて、珍しいねぇ。私服はどうしたのかな?」
(えっ、なんでいきなりそんな事を聞くの?)
 私服がラフなときは、事務服を着ていたので、月の半分は制服だったはずだ。
 美紀は、ザーメンが付いたタイトスカートの事をふっと思い出した。
「べ、別に良いじゃないですか。たまたまです」
 益子は右手で、スカートの尻の盛り上がりを慈しむように撫でた。
「うひひ、本当は汚しちゃったりしてね。タイトスカート……」
 美紀は背筋に冷たい物が走った気がした。
(えっ、何? まさか、朝の痴漢の事を知ってるの? そんな! 通勤経路は全然違うし、見られたはずは無いわ!)
 一瞬、怯んで抵抗力が弱くなった隙に、益子は右手をスカートの中に入れて、股間を一撫でした。
 美紀の身体にピリっと快感が流れ、下半身がビクッと蠢いた。
 益子は美紀の耳元で、恐ろしい言葉を囁いた。
「朝のバスでは、ずいぶんと楽しそうだったじゃないか。なあ、美紀ちゃん」
 美紀の動悸は激しくなり、背中に冷たい汗が流れた。
(まさか、あれを部長に知られたとは!)
 絶対に知られては行けない人に知られてしまったショックが、美紀の思考を停止させ、身体は固まった。
「そんなにビビらなくても大丈夫だよ。誰にも言いやせんよ。黒のタイトスカートがザーメンだらけになったなんて。営業部の皆に知られたら、恥ずかしいもんねぇ。うひひ、もちろん、君次第だけどね」
 物理的な拘束よりも、遥かに強い拘束力だった。美紀はこの親父のセクハラから抵抗する術を奪われたと感じた。
(嘘! もうどうにもならないの? えっ、でも、しらばっくれたら良いんじゃないのかな? 証拠なんてないよね)
 美紀は精一杯の去勢を張って、部長を睨んだ。
「何を証拠に! そんな事、ある訳無いじゃ無いですか! それとも、部長は私の通勤の後を付けていたんですか?」
 それでも益子は怯むことなく、美紀の股間を右手の指先で押し撫で続けた。
 パンストとパンティーを履いているとはいえ、淫芽の辺りから縦に何度も指を往復させられ、美紀の胎内の埋火は徐々に大きくなった。目の奥にパチパチと火花が弾けると、股間がじゅんっと潤むのを感じた。
(やばい、感じてきた……。濡れちゃう……)
 益子は指先から伝わってくる反応で、美紀が感じ始めていると確信した。
「証拠? うひひ、もちろんありますよ。見たいですか?」
(まさか! そんな事!)
 益子は左手でズボンのポケットからスマホを取り出すと、美紀の前のシンクに置いた。
 スマホには朝のバス内で美紀が男にバックから犯された写真がくっきりと映っていた。
 益子は、左手でブラウスの上から、美紀の乳房をぎゅっと掴んだ。
 益子の指がスマホをタップすると、朝の痴漢の動画が、そのスマホにリアルに再現された。
 イケメンに後から挿入されて、快感に歪む美紀の顔がはっきりと映っていた。
 美紀は、そのスマホをタップして映像を止めると、観念したように俯いた。
 益子は右手でパンストを引き下ろすと、パンティーの上から肉ビラの間に指を這わせてきた。
 既に濡れていた肉ビラの上を、パンティーがヌメヌメと滑った。
「おやまあ、なんと濡れやすい身体だ。痴漢におちんちんを入れられちゃう程ですもんねぇ。そりゃ、すけべな体のわけだ。ひひひっ」
 益子の老練な指使いに、思考停止した美紀の身体は一気に蕩け始めた。
(自業自得よね。まさか、あんなのを撮られたなんて)
「ああん、部長! 駄目ですよ、こんなとこで」
 美紀の声には、媚態が混じり始めた。
「こんなとこだから良いんじゃないですか。ほら興奮してきたでしょ?」
 益子は美紀の左手を取ると、盛り上がったズボンの膨らみに当てた。
 美紀は、手の中に熱い塊を感じた。指先でそのサイズを確かめると、かなりの大きさと硬さだった。口の中に湧いた唾液をコクリと飲み干した。
(ああっ、本当に興奮してるかも。結局、こうなるのよね。やばい、本当に気持ち良いかも。このエロオヤジ、意外に上手だ。ああっ、でも、これ以上は止められなくなる……)
 益子の指はパンティーのクロッチを捲ると、直に淫芽に触れてきた。
 ビーンという快感が美紀の腰に流れた。
「ああっ、部長、それ以上はダメ!」
「駄目なんて言われたら、やめられませんね。ひひひ」
 益子は、ブラウスの胸の膨らみ辺りのボタンを二つ外すと、左手をブラジャーの下に入れてきた。乳房を揉むように指を動かしながら乳首を見つけると、指の間できゅっと潰した。
 美紀の身体にビリビリと快感が走り抜けた。
「ああん! ああ!」
 益子は右手の中指を、肉ビラの間に往復させると、蜜壺の入口から指を侵入させた。
(ああっ! だめ! 逝っちゃうから!)
 蜜はトロトロと溢れ出して、益子の手を濡らした。
「あららぁ、本当に濡れやすい身体だ。もう手がビショビショですよ」
(まさか! こんなところで!)
 朝、散々男達に犯された蜜壺は、指の刺激で直ぐに蕩けて、激しい快感を美紀の全身に送った。
 足腰に力が入らなくなったが、益子が左腕と身体で美紀を挟んで支えた。
 指先はくちゅくちゅと動かされて、蜜壺の快感は激しく高まっていった。
「あっ、そう言えば、もう一つ良いものがあるんですよ」
 益子は更にズボンの後ろポケットを弄ると、カサカサと音を立てる物を取り出した。
 目を閉じていた美紀の前に出されたのは、ゴミ箱に捨てたパンティーとパンストだった。
「ほらこれ、美紀ちゃんの愛液とザーメンでたっぷり湿ってますよ」
 美紀の鼻の前に出されると、まったりとしたザーメンの香りが鼻の奥まで拡がった。
 驚きと共に、この男の恐ろしさを感じた。
 だが、美紀の身体はザーメンの香りで、さらに高まっていった。
「さあ、美紀ちゃんのお手てで、僕のも気持ちよくしてくれるかな?」
 美紀は、左手に握らされていたズボン越しの肉棒を、下から掻くようにした。
「おおっ、ううっ、上手だ。はぁ、なんて気持ち良いんだ!」
 益子は喘ぎ声を上げながら、美紀の毬の様な黒髪のショートカットに埋めて、舌で髪を舐めた。
 その時、給湯室の入口に誰かの足音が聞こえた。益子はすっと美紀から離れた。
 給湯室に現れたのは遠藤課長だった。
「あっ、部長、ここでしたか。キュー商事の田中さんからお電話です」
 益子は美紀の前に立ちふさがって、遠藤課長に返事をした。
「遠藤くん、ありがとう。今いくよ」
 遠藤課長が益子を見送る間に、美紀はパンストを引き上げて、ブラウスのボタンをはめ、身なりを整えた。
 遠藤は何らかの異変を感じたようで、美紀の様子を見ていた。美紀の制服は、明らかに何かかあったように乱れていた。
「下條君、大丈夫か?」
 美紀はやっとの事で顔を上げて遠藤を見た。
(正義感の強い課長なら、助けてくれるかもしれない! で、でも、何て言うの? 朝の痴漢とセックスしたのを見られて録られました、なんて、言えるわけない……)
 美紀は、作り笑いを浮かべた。
 遠藤は美紀の顔をマジマジと見つめた。
(ただの田舎娘って感じだったのに、こんなに色っぽかったかな?)
 遠藤はチリっと股間の奥が熱くなるのを感じた。
(いかんいかん、部長と同じレベルじゃないか!)
「大丈夫です。ちょっと気分が悪かっただけです」
 美紀の返事に、遠藤は安堵の表情を浮かべた。
 正直なところ、益子のセクハラを訴えられても手の出しようが無かった。
 前の営業部の女子社員も、益子のセクハラで会社を辞めていた。その事を社長に直訴したが、君の胸に締まって置いてくれと言われただけだった。
 実際、益子の営業成績は素晴しく、会社への貢献度はかなり高かった。
「そうか、それなら良かった。もし、調子が悪かったら早退しても良いぞ」
「ありがとうございます。大丈夫です」
「うん、落ち着いたら戻ってくれ」
 美紀は、シンクに置いていたコーヒーに一口つけて息を沈めると、乱れた制服を整えて、事務室に向かった。

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