バス21 美しき貢物(2-3)

バス21 美しき貢物(2-3)

 立花は縄での縛りに興味を持っていたが、本格的に使った経験は無かった。
 まずは教本からだと、昔買っていた電子書籍のライブラリーから、団亀八の小説を引っ張り出して読んだ。
 華道家の姉妹を陵辱して調教するもので、性的に興奮する部分もあったが、騙して犯し、浣腸までするのは、やり過ぎ感の方が強く、なんとなく白けてしまった。
 読者のコメントを読むと、やはり衣食住が満たされた現代の世代とは感覚がズレているようで、共感出来ないとの意見が多かった。自分の性的嗜好が未熟な訳では無かったと安心した。
 それでも、古狸に差し出すと言う点では似たようなシチュエーションを感じた。
(そうだ! 制服に縄を掛けた姿で差し出したらどうだろう? それも二人、いや三人だな!)
 古狸が涎を垂らしながら喜ぶ姿を想像すると、小躍りする気分だった。最近、何の成果も上げられていなかったので、ここは何とか成功させたいと考えると、急に縄への意欲が湧き上がってきた。
 電子書籍の中を縛り方で探すと、何冊か手頃な本が見つかった。早速、麻の縄をネットで数本購入し、絵図を見ながら縛り方の練習を始めた。自分の脚などを使って縛ってみたが、やはり向きが違ってイメージが掴めない。
(そうだ、理科室の人体模型でやってみるか)
 理科室に乗り込んで試したが、腕を動かす事さえ出来なかった。
(俺は馬鹿か……。そうだ、こんな時こその彼女じゃないか!)
 立花は早速、同僚の薄紫彩音を体育倉庫に呼び出した。
 黒のワンピース姿の彩音はドアを開けて入ると、マットに座ってタブレットを覗き込む立花を見下ろした。
「こんなとこで、どうしたの?」
 立花は、少し照れくさそうな顔を上げて、縄を取り出すと彩音に見せた。
「申し訳ない。実は、今度これを使って見たくてね」
「ええ? なに? そっちに目覚めちゃったの?」
「うーん、まあな。興味はあったけど、なかなか実践は難しくて。で、彩音先生なら練習台になってくれるかと思って。どうだろう?」
 綾音は腕を組むと即答した。
「いやよ!」
「ええ! どうして?」
 この企画には、乗り乗りで手伝ってくれるだろうと思っていた立花は、空かされた気分だった。だが、まだ彩音に企画のことは話しておらず、勝手に舞い上がっていた自分を諌めた。
(それはそうか! セックスの大先輩にいきなり縛りの練習台になれってのは無いわな)
「すまん、彩音先生、どうしてもお願い出来ないかな?」
 立花は目的を達成するため、真摯に頭を下げた。
 彩音は少しモジモジとしながら答えた。
「だってぇ、縛ってから浣腸するでしょ?」
「ええ? 浣腸? まさか、団亀八じゃあるまいし! しかも、浣腸って縄とセットでするものなの?」
 立花は、やはり自分は彩音に比べたら未熟だと感じた。
 彩音は少し残念そうな声を上げた。
「ええ? そうなの、浣腸はしないのね?」
「そこまで考えては無かったよ。今日はそこまで準備してないから、本当に縛りの練習だけさせてもらえば良いよ」
 彩音は態度を軟化させた様だった。
 立花は、思いついたプランをまだ言いたくなかったので、説明を求められなくて少しホッとした。
「そう。それなら良いわ。で、何縛りにするの?」
 立花は、早速縛りの方法を聞いてくる彩音に感心しながらも、跳び箱の上のセーラー服を指さした。 
「ありがとう、後ろ手縛りでよろしく。出来たらそれに着替えてくれないかな?」
 彩音は黙って頷くと、黒のワンピース、黒のスリップと黒のストッキングを脱いで、跳び箱の上に畳んで置き、黒のパンティーとブラジャーの上から、紺のセーラー服を身に着けた。立花の前のマットに正座で座り、後ろに手を回して両手で肘を抱える様にした。
(さすが! 縛り方の名前だけでそこまで準備してくれるとは……。なんて経験豊富なんだ……)
 立花は彩音のセーラー服の後ろ姿に異様な興奮を覚えた。大きな乳房、引き締まった腰のライン、豊満な尻と色気は、セーラー服を着ても隠す事は出来無かった。
 生唾を飲み込んで興奮を抑え、タブレットの絵図を見ながら彩音の細く白い腕に麻の縄を掛け、それを大きく盛り上がった胸に回した。
 後ろ手縛りはなかなか難しかった。やっとで一度目を完成させた。
「どうかな?」
 彩音は体を何度か揺すった。すると、胸のあたりの縄が緩んで落ちてしまった。
「だめよ。ゆるすぎるわ」
 二度目は途中できつ過ぎて痛いと言われ、三度目でなんとか形に出来た気がした。
 彩音は膝を崩した正座のまま、身体を何度か揺すった。
「そうね。良い感じに締まってるわ。これなら大丈夫よ」
「やっと及第点か! ありがとう!」
 立花は、後ろ手縛りにしたセーラー服姿の彩音を見下ろした。ほっそりとした身体なのに、セーラー服の胸は、上下の縄に絞られて大きく張り出していた。美しく白い顔と黒のロングヘアーがセーラー服にマッチしていて、仄かに上品な香の香りが立ち上ってきた。
 立花は、彩音の後ろに回ると、彩音の長い髪に顔を埋めて胸に手を這わせた。セーラー服の生地の上からでも、彩音の大きな乳房の感触が分かった。それが縄で絞られて、適度な硬さになっているのが心地良かった。
「いやぁ、しっかし、彩音先生のセーラー服姿は完璧だね!」
 彩音はモジモジと身体を動かした。そして、珍しく上ずった声を上げた。
「たっ、立花先生! ちょっと、もう終りでしょ? 外しなさいよ!」
「縛りは前戯でしょ? この後も練習しておかないとね。で、彩音先生、どうやって攻めるのが効果的なの?」
 彩音はぷいっと横を向いた。
「しっ、知りませんっ!」
 立花は彩音を自由に出来る優越感を感じながら、彩音の前に回った。
「そんな連れないこと言わないで。ねっ、彩音先生」
 彩音の真っ白な頬に手を当てると顔を上に向かせて、唇を合わせた。
「ちょ、ちょっと!」
 何度か唇を舐めた後、抵抗する彩音の唇を割って舌を挿し込んだ。甘い唾液に舌が触れると、立花の身体中の血液が下半身に集まり始めた。最初は逃げていた彩音の舌は、立花の舌に捕まると諦めたように立花の舌に絡みついて、逆に吸い始めた。
 手のひらをセーラー服の胸の盛り上がりに当てて、回すように撫でた。縄で絞られた乳首が固くなり、その存在が分かった。
(やはり上から攻めるべきだよな!)
 立花はセーラー服の横のジッパーを上げると、彩音の背中に手を入れ、ブラジャーのホックを外した。彩音の前にあぐら座で座り、乳房からカップを外すと下にずらした。
「だっ、だめよ、立花先生、止めて!」
 両手の親指を乳首の下に当てて、セーラー服の生地を乳首に押し込みながら滑らせると、彩音の息は荒くなり、乳首は固く張り詰めた。
「おやおや、彩音先生、ここ、もうすっかり固くなってきてる……」
「ううっ、だってそんなことされたら……」
 明らかに何時もとは違う彩音の淫らな姿に、立花の股間は熱く滾り始めた。
 セーラー服をめくり上げると、ずり落ちた黒いブラジャーの上に、真っ白な乳房が艷やかに張り出し、トップには見事な赤い実が飛び出していた。立花は唇を近づけるとふうっと息を吹き掛けた。
 それだけで彩音は目を瞑り、ぶるりと身体を震わせた。
(ふーむ、この焦らすような感覚が、またたまらないなぁ)
 舌を伸ばして、白磁の様な乳房の膨らみに唾液の跡を付けた。乳首の周りを三週させると、彩音を見た。薄っすらと明けた目は、立花の舌を追っていた。
 立花は立ち上がると、ズボンとパンツを脱ぎ落とした。股間の一物は完全に立ち上がって、先端の鈴口からは透明な粘液が漏れ始めていた。
 赤く腫れた亀頭を、彩音の乳房に触れさせると、粘液がその皮膚に糸を引いた。亀頭が、縄で絞られた乳房に触れると、ビーンとした快感が突き上げてきた。
 亀頭を、何度か押すように押し付けた後、赤い実の下から救うようにして、乳房の真ん中を押し込むように埋めた。
「ああっ、彩音先生、先生のおっぱい、プルプルでたまらないですよ!」
「ううっ、駄目よ! そんなことされたら……」
 そのまま亀頭を上に滑らせて、肉棒と陰囊の裏側を彩音の顔に押し付けた。亀頭を彩音の口元に押し付けると、舌が出て亀頭の裏側をチロチロと這った。
「そんなことされたら、どうなっちゃうんですか?」
(くふぅ、彩音の舌は最高に良いな。おやおや、脚をモジモジさせて、大分欲しがってるな)
 立花は彩音の唾液の付いた亀頭を、細く白い鼻に擦り付けて、陰囊を彩音の口に押し付けた。
 彩音は自ら亀頭に鼻を擦らせ、口を開けて張り詰めている陰囊を吸い、舌でくりくりと塊を押してきた。唾液が溢れて、セーラー服に垂れた。
「おおっ、それ、たまらん、なっ、なんて良いんだ! どれどれ? 彩音先生ももう堪らなくなってるんじゃ無いですか?」
 太腿に触れただけで、彩音の身体がぶるりと震えた。
「おっ、お願い。あんまり焦らさないで……」
 セックスに慣れきった彩音がこんな反応を立花に見せるのは初めてだった。
(焦らさないでなんて、なんてしおらしい……。タップリと焦らしてやるよ!)
 立花は彩音の後ろに回ると、耳横から肉棒を彩音の頬に擦らせた。
「先生を焦らすだなんて、そんなことするはず無いじゃないですか。ほら、先生がおっきくしてくれたこれ、何処に欲しいですか?」
「ああっ、立花先生のがパンパンになってる。お願い、彩音のあそこに入れて……」
「彩音先生らしくない、あそこじゃ分からないでしょ?」
「お、おまんこよ! お願い、もう……」
 彩音は、下半身に湧き上がる快感を抑えようと脚をモジモジと動かしたが、逆に快感は強くなっていった。
 立花の亀頭からは粘液が溢れ出して、彩音の白い頬に糸を引いた。
 立花は、彩音の上体を前に倒し、首と肩で支えさせると、膝をついたままで尻を持ち上げさせた。
「どれどれ? もうたっぷり湿ってるかな?」
 盛り上がったプリーツスカートの尻に胸をときめかせた。両手で尻を撫でながら、スカートの真ん中に顔を付け、尻の割れ目に鼻を擦り付けた。
「ああっ、ダメよ!」
「おおっ、彩音先生のあそこの匂いがプンプンしてる! はぁ、なんていい香りだ!」
 ブルブルと震える尻の割れ目に鼻を押し付けながら上下に滑らせると、彩音自らも尻を振り始めた。立花は、出来るだけ鼻がクリトリスに当たるように深く埋めた。
「だっ、駄目よ、そんなに擦らせたら! ああっ、嫌っ、逝くっ! ううう!」
 彩音は絶頂感に身体をブルブルと震わせた。身体中を巡る快感に身を捩ると、乳房や腕に回された縄が、その快感を閉じ込める様に締め付けた。頭の中は真っ白になって、暗闇に落ちていくようだった。
「おやまあ、彩音先生にしては逝くのが早いですね!」
 立花は、彩音のスカートを捲りあげた。
 発酵したバターの様な甘い香りが、真っ白な尻の間から漂ってきた。その香りを嗅ぎながら、鼻を黒いパンティーのクロッチに押し付けた。
 既に表面までじっとりと濡れていて、鼻に貼り付いてきた。顔を上下に動かすと、クロッチはぬらぬらと肉羽の間を動いた。
「あああ、良い! で、でもお願い! 早く、早く欲しい!」
「そろそろ僕も我慢の限界だ。行きますよ!」
 立花はパンティーのクロッチを横にずらすと、亀頭を腫れ上がったような肉ビラの間に当てた。
 後ろ手に縛り上げた手を掴むと、手を引きながら腰をズブズブと埋めた。逝ったばかりの蜜壺のヒダヒダが肉棒に絡みついてきた。
 とてつもなく強い快感が肉棒から腰を突き抜けた。彩音の淫らな姿で充分に高まっていた陰嚢は、激しく脈動して、射精の準備をしていた。
 ググッと腰を埋めると、肉棒は彩音の蜜壺のヒダヒダを掻き分けて奥に進んだ。引く時は、出ていくのを止めるように蜜壺のヒダヒダ達が絡みついてきた。膣内は温かく最高に心地良かった。柔らかな尻肉を掴んで、何度か打ち付けると、再び彩音は絶頂を迎えた。
「ああっ! 凄い! 逝くっ! また逝く!」
 立花も、その激しい締め付けに呼応するように、激しい快感に溺れながら、彩音の胎内に精液を吐き出した。
 そして、ニンマリとしながら、後ろ手縛りで、真っ白な尻を振る制服の美女の後ろ姿に見入っていた。

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