淫念力 第一巻 見えない愛撫(1)

淫念力 第一巻 見えない愛撫(1)

目黒真一は数年振りにタイから日本に帰国した。
ようやくアパートも仕事も見つけて、なんとか生活出来るようになり、ここ数年の修業で身につけた技を磨く時間が取れるようになった。
特に積極的にターゲットを探していた訳では無いが、アルバイトからの帰宅中、対面にしか座席のない電車の向かい側に、真一の好みの美少女を見つけた。
学生のようで、私服からすると女子大生だろう。肩までの漆黒の黒髪はふわりと流れて、白いブラウスの襟元からは、透明な美しい肌が見えていた。色白の和風の美人だが、目はぱっちりとしていて可愛かった。白をベースにした、淡い青と緑の花柄のスカートから、黒いストッキングを履いたスリムな足が伸びていて、赤いヒールが目を引いた。隣に立てかけた、高級そうな赤い傘が、何処かの令嬢を思わせた。
さっきまではスマホをいじっていたが、今は参考書らしきものを真面目に覗きこんでいた。
真一は向かい側の席で、背筋を伸ばして拳を握ると、目をつぶって念を込めた。
「オン、ソワ……」
そっと両手を自分の太股に置き、拳を開いた。目の前の美少女の太股をゆっくりとイメージで撫でた。自分の太腿の感触は消えて、手のひらに柔らかくて張りのある太腿を感じた。手にスカートらしき布の感触を感じ、少し降ろすと、その手はスベスベとしたストッキングに触れていた。
目の前の彼女は、はっと驚いたような顔を上げて、参考書で太腿を覆い隠した。
真一の意識は目の前の美少女に飛び、その太腿をリアルに撫で回していた。触っている真一と触られている女性に、その感触はリアルに伝わるが、実の手は触れていないので、見た目には何も起こっていない状況だった。
その力が、真一が得たものだった。
真一が手の平をすぼめると、パンストが押し返してきた。
(うーん、素晴らしい手触りだよ。うん、次はもちろん)
更に念を送ると、手の意識は素の太股に入り込んだ。
真一の力は衣服などを脱がさなくても、その中に入れることが出来た。
両手に触れた美少女の太腿はスベスベして暖かく、頬ずりをしたい気分になった。ストッキングの中の手は、もちろんスカートの中にも入れられるので、まるで何も着ていない身体を触るように、自由にあちこちに触れることが出来た。
真一は手を内腿に入れて、すべすべの太股を撫で上げた。あと少しでもっと感じる部分を触ることが出来た。
前の彼女は慌てて太腿を押さえて、更なる侵入を防ごうと手をスカートの上に乗せて生地を抑えた。幸い同じ座席に他の乗客は居なかったが、他人から見たらその行動はかなり変に見えただろう。
真一はつぶった目に意識を集中した。美少女の姿がぼんやりと浮かんできた。前に進めと念じると、自分が歩いて近寄ったようにリアルに彼女の目の前に寄った。目を凝らすと、スカートと黒いストッキングは透けて、白い太腿が見えた。意識を降ろして、素の太腿に頬を付けると、頬にピチピチとした女性の肌を感じた。その白い肌に舌を付けて舐め上げると、太ももがピクピクと震えて、舌先に肌の甘さが拡がった。
美少女は見えない何かに触られている恐怖を感じ、動くことが出来なかった。何かが確かに太腿を撫で回して、今は内腿を撫でていた。
真一は彼女の内腿から股間を覗いた。純白のパンティーが女性の大事な部分を覆っていた。真ん中の薄っすらと透けた肉の谷間に鼻をうずめた。淡いコロンに混じって美少女の香りが鼻腔を満たした。鼻先を擦りつけて上下に動かすと、彼女の腰がひくひくと震えて、真ん中は湿って透け、肉ビラがハッキリと見えてきた。
パンティーの奥に意識を潜り込ませると、淡い草むらの中に、ピンク色のクリトリスが光っていた。どうやら性感は発達していて感度は良さそうだった。淫豆を軽く舌で転がすと、美少女はビクンっと震えて股間に力が入った。
真一は念の力を抜き、意識を自分の体に戻して目を開けた。前の彼女は自分の中に突然湧いた妖しい愛撫の快感に戸惑い、股間を凝視しながら、両手で股間への何かの侵入を拒んでいた。
真一は念の力を再開した。意識を彼女の目の前に移動して、自分のペニスを取り出すと、美少女の素股に亀頭を合わせて、ゆっくりと上下に擦りつけた。美少女の肉ビラの間は蜜が溢れて、肉棒はぬらぬらと股間を滑った。
(あー、スゲー気持ちいいなぁ。可愛いし最高!)
美少女の肉ビラはたっぷりと濡れていた。
真一はその聖なる蜜をペニス全体に塗りたくり、太腿やクリトリスに擦りつけた。
上体に意識を移した。まずは白いブラウスの上からそっと胸に触れた。
はっと美少女は手で胸の辺りを覆った。
「無駄だよ」
真一は美少女の耳元で囁くと、ゆっくりと張りのあるブラウスの胸をまさぐった。想像より豊かな乳房が両手の中で揺れた。ペニスを股間に擦りつけながら、両手でブラウスの上から柔らかな乳房を揉みしだいた。
美少女の手の下で、ブラウスのシワの位置さえ動いていないのに、何かが触っていた。美少女はクリトリスの刺激で大分エロティックな顔になっていて、恐怖は快感に打ち消されたようだった。
真一は美少女のブラウスの中に入り込んだ。ブラジャーが豊かな乳房を押さえていた。その中で乳房は垂れることなく、乳首はツンと張りだして上を向いていた。唇でその美しいピンクの先を挟んで、舌で転がしていると、ぷっくりと大きくなってきた。舌先を固くしてペロペロ舐めると、美少女の喘ぎが漏れ始めた。
「あん、ああん、いやっ、あん、ああん、なんで? ああ!」
何が起こっているか分からないが、快感にモラルは崩壊させられたようだ。清楚な美少女が淫らになる様は素晴らしく美しかった。
真一は舌先を美少女のピンクの唇に這わせた。リップの塗られた艶やかな唇は甘く蕩けた。舌先を唇の間から滑り込ませると、白い陶磁器の様に歯並びの良い前歯を舐めた。
口を吸うと甘い唾液が真一の口に流れ込んできた。舌を奥に進めると、彼女の舌は逃げていたが、追い詰めると諦めてうずくまった。ゆっくり舐めていると、徐々に奥から出てきたので、表、裏、横と舌を這わせて絡みついた。
電車の中で美少女が一人で口を開け、涎を垂らしていた。それでも服に垂れそうになる涎は、真一が舐め取ってあげた。
「ふぅ、はあん、はぁ、はぁ」
徐々に性感に支配されたような喘ぎ声が漏れだした。
遠くの座席に居たオヤジが何かに気付いたようで、彼女の隣に座った。しばらく様子を見ていたが、彼女の乱れた姿を見て、手を彼女の尻に這わせだした。フレアスカートの間に手を入れて、ストッキングの上から撫で始めた。
ペニスを這わせていた股間は既に大洪水だった。白いパンティーだけでは吸えずに、垂れた蜜はパンストからも溢れてフレアスカートも濡らしていた。そっと彼女の脚を開かせると、逆らわずに向かい側の席からでも股間が見えるほどに脚を開いた。
美少女の目はとろんとして、荒い息をしていた。この力の恐ろしさは、リアルに触られるよりも、数倍気持ち良いことだった。経験の少ない美少女は麻薬に犯されるように、簡単に落ちて痴態をさらした。
(ああっ、身体が勝手に動いちゃう。私、そんなに欲求不満だったのかしら?)
真一は彼女の背後に回り込むと、うなじに舌を這わせながら、両手で柔らかな乳房を包んだ。そっと揉むと、艶やかな白いプリンは手の中でぷるぷると震えた。乳首をちょんちょんとつつくだけで、喘ぎ声を上げて震えた。
「あん、ああっ、そこ、感じちゃう」
隣に座ったオヤジの手は、美少女のストッキングの尻の部分を破ると、パンティーの上から尻肉を撫で始めた。
真一は彼女の耳元で囁いた。
「おじさんにちょっとサービスしてあげなよ」
真一は美少女の手を握って掴むと、オヤジの股間に乗せて、パンパンに膨れ上がった股間を撫でさせた。美少女の手は従順に縦長に膨らんだ部分を上下に擦った。
「ううっ、くはぁ!」
オヤジは美少女の張りのある尻をギュッと掴みながら、股間の激しい快感に恍惚としていた。大量の我慢汁がズボンの上にまで染みてきて黒く変わっていた。
美少女の手は、オヤジのジッパーを降ろし、手をズボンの中に入れ、トランクスの前ボタンを外してペニスを掴むと外に出した。オヤジのどす黒い芋虫は、外気を纏って直立し、先端からは粘液を吐きながらうねった。真一が何もしなくても、美少女の手は勝手に芋虫を上下に擦り立てた。
真一は再び美少女を犯すことに集中した。真一のリアルな身体は、寝ているようだが、その股間は膨らみきって我慢汁を垂れ流していた。
(よし、ちょっと難しいけど、分身淫行術をやってみようかな)
手の意識は背後から、柔らかな乳房を揉みしだいたままで、顔は彼女の前に移動して、美少女の唇に舌先を這わせた。さっきまで口内を舐め回していたので、すんなりと口を開き、真一の舌に舌を絡めてきた。
(ああっ、美味しい舌だなぁ。さあ合体しよう!)
真一は再びペニスを美少女の花びらの間に添えて、ゆっくりと膣の中にペニスを進めた。潤いきったジューシーな果実の様な柔肉の筒に、はちきれんばかりの肉棒がはまり込んでいった。
「ああん、いやっ、大っきい! あんっ、すごい!」
真一は少女の耳元で囁いた。
「おまんこぐしょぐしょだね。名前は?」
「瞳。田端瞳。あんっ、すごい、もっとして!」
「たっぷり良くしてあげる。隣りのオジサンもちゃんと気持ちよくしてあげるんだよ」
美少女はこくりとうなずくと、すべすべの透明な小さな彼女の手を、グロテスクなオヤジの芋虫に這いまわらせた。
芋虫は嬉嬉としてひくつきながら、赤黒く膨らんで粘液を垂らした。
真一は腰をゆっくりと進めて、肉棒の意識を美少女の身体の奥底まで突き込んだ。激しい快感が腰を突き抜けて、射精感が沸き起こった。全身の意識を少女の柔肌に合わせて密着し、柔らかい少女の肌に百足の様に絡みついた。
「ああっ、ダメっ、おかしくなっちゃう。なんでこんなに良いの?」
はっきりと周りに聞こえてしまう声で少女は悶えた。
傍から見れば、少女は自分でオナニーをして、隣りのオヤジの肉棒をしごいているだけだった。それなのに、妖しく乱れる姿は凄まじい程美しかった。
肉棒を少女の子宮にまで到達させると、小刻みに震わせた。
狂おしい快感が、美少女の体内に波紋のように広がっていった。
「ああっ、お嬢ちゃん、良いよ、逝く!」
隣りのオヤジが声を上げた。大量の精液がペニスの先端から飛び出して、美少女の手やスカート、ブラウス、黒いストッキングに白い糸を引いた。
美少女は精液を指で衣服に擦りつけた。
「あはん、ああん、いやん。気持ち良い。入ってる! 大きい」
真一はその美少女を犯す快感に酔いしれた。美少女の膣はひっきりなしにビクビクと振動して、大蛇から白液を吸いだそうとしていた。ジンジンと痺れるような快感が真一の全身を這いまわった。ずぴゅずぴゅっと大蛇で膣穴を突きまくった。
「ああっ、ダメ! いやん、それ以上されたら狂っちゃう」
ビクンっと少女の体が震えて、激しい締め付けがペニスを襲った。美少女の泉から、どばっと大量の蜜があふれだし、パンティーとストッキングをびしょびしょに濡らした。
失禁したように、液体が足を垂れてハイヒールを伝い、床に小さな水たまりを作った。
「もうちょっとしようよ」
今度は意識を下に持って行き、美少女を人形の様に抱きかかえた。肉棒を奥まで挿し込んでがっしりと押さえると、柔らかな体が快感に打ち震えた。乗馬でもしているように身体を上下に揺すると、美少女は嬉嬉として腰を振った。
「あん、あん、あん、すごい!」
「瞳ちゃん、腰の動きが素敵だよ」
「ああん、イヤ! 勝手に動いちゃうの。気持ち良くて、ダメ。また……」
真一は柔らかい肉を貪るように、体中に意識を這わせた。透明で透き通るような肌をなぶる快感に没頭した。
美少女は性欲の奴隷となって、面白いように自分の手に落ちてきていた。
「そろそろ最後の仕上げだ。行くよ!」
真一の性器は美少女の腟内でぐわんと膨れ上がり、身体のあらゆる隙間に入り込んだ。そして一気に真っ白な粘液の念を全身に噴き出した。
「ああ! あわ、あわわ、ああっ、おかしくなる…‥」
美少女は限界を超えた快感を注がれ、叫び声を上げた。性液の念は体内のあらゆる場所に入り込み、美少女と一体になった。
真一も初めて体験した激し過ぎる快感に、気がおかしくなりそうだった。全身をつらぬく射精の快感が、狂おしいほど長々と続いた。
しばらくして快感の波が過ぎ去ると、オヤジの姿はいつの間にか消えていた。
美少女はぐったりとしていた。
真一は美少女をそのままにして、電車を降りた。

(Kindle Select サンプルとして公開)

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