美淫パラダイス 第一巻 下僕(3)

美淫パラダイス 第一巻 下僕(3)

 山田和夫は美麗の後についてバスを降りた。初めて歩く通りだったが、スマホのマップで見ると、自分の部屋からさほど離れていなかった。
 バス停から数分の洒落たマンションの二階に、美麗の部屋はあった。洋風の白を基調としたワンルームで、小さなテーブル、十九インチのテレビ、ベット、カラーボックスと最低限の物しか置かれていない気がした。ハンガーには女性らしい衣服がいくつか吊られていて、それを見るだけで軽く胸がときめいた。
 美麗は先に上がると、和夫の前にピンクのスリッパを出した。
「その辺に座って。カレーがあるからそれでいい?」
 和夫はスリッパを履かずに上り、テレビの前に座った。
「もちろん、カレー大好きです」
 美麗は作り置きのカレー鍋を冷蔵庫から出してコンロに置くと、缶ビールを開けて、二個のグラスに注いだ。和夫の向かい側に座ると、グラスを差し出した。
「はい。かんぱーい」
「ありがとうございます。乾杯!」
 しばらくして美麗は立ち上がり、カレーライスを二皿、テーブルに置くと手を合わせた。
「いただきます」
 和夫は、白いブラウスのままカレーを食べる美麗を盗み見ながら、スプーンを口に運んだ。
 野菜が豊富で程よく辛味のあるカレーは、とても美味しかった。
 カレーを食べ終わると、美麗はキッチンと部屋の間のカーテンを締め、衣服を脱いでシャワーを浴びた。
 和夫は女性の部屋を見回しながら、これからの事を妄想していた。
(美麗さんがシャワーを浴びるってことは、当然、次は俺がシャワーを浴びて、いよいよ! だよな? 否、着替える前に浴びただけかもしれないぞ! ああっ、でも、したいなぁ、セックス! 美麗さんみたいな人と出来たら一生の思い出だよなぁ)
 しばらくして美麗はバスタオルを体に巻いて出てきた。
「カズくんもシャワーをどうぞ」
「はっ、はい!」
(来たー! 童貞卒業だぁ!)
 和夫は立ちあがると、美麗と入れ替わってユニットバスの前で全裸になった。腰までの高さの衣装ボックスがあったので、その上に衣服を置いた。
 美麗がカーテンを開けて、バスタオルを差し出してくれたのを受け取ると、ユニットバスに入った。
 ベージュのユニットバス内は綺麗で、女性物のシャンプーやソープが花の香おりを放っていた。
 シャワーを浴びている間も、セックスへの期待で、陰茎は立ち上がったままだった。シャワーを玉袋の下から当てると、その快感に背筋が泡立ち、美麗の口内で、舌で舐られた感触を思い出した。身体を洗い終わると、歯磨き粉を指先に付けて口内も洗った。
 バスタオルで身体を拭いて、腰に巻いてユニットバスを出た。
 美麗はテーブルの前に座って、ビールのグラスを差し出した。
「はい、お風呂上がりの一杯よ」
「ありがとうございます! カンパイ!」
 二人でグラスを合わせると、和夫は一口で半分空けた。冷たい刺激が喉を流れて心地良かった。
「カズくん、セックスしたい?」
 和夫はドキッとして、美麗を見上げた。バスタオル一枚の美女は肩までの黒髪をまだ少し濡らしていた。
「セックスしたいです! でも、俺、童貞なんです。だから、美麗さんを満足させられないかもです」
 美麗は可愛らしい笑みを浮かべた。
「うふふ、素直で良いわ。私が教えて上げるから心配しないで。でも、一つお願いがあるの」
「何でしょう?」
 和夫は自分に出来ることなら何でも聞くつもりだった。
「私の下僕になって欲しいの」
「下僕? 奴隷みたいなものですか?」
「そうね。奴隷って言い方は嫌だから、召使いみたいなものかな」
「魔法の使えないジニーの様なものですか?」
(何処かの歌の歌詞にあったな)
「そうそう、それイイね。そんな感じ。うんうん、ジニー君か」
 美麗は、和夫の食いつきの良さに、思わず笑った。
 和夫は前のめりになって答えた。
(こんな美女の下僕なら、一生でも後悔しない!)
「なります! ならせて下さい!」
「うふふ、ありがとう。契約成立ね。そうしたら、カズくん、まずは服着て」
 美麗は立ち上がって、衣装ケースを開けた。
 和夫は一瞬呆けた顔で美麗を視線で追った。
「えっ、ここでしないんですか?」
「うん、カズくんの初体験なんだから、もっと楽しいことをしましょう」
「はい!」
(とにかくセックス出来るならいいか! 自分は下僕だしね。逆らったらだめだよね)
 和夫は立ち上がると、カーテンを捲ったユニットバスの前で、衣装ボックスの上に置いた服を着た。
 着替え終わった美麗は、薄い黒のコートを羽織っていたので、どんな姿かは分からなかった。
 外は暖かく、湯冷めの心配は無かった。二人は美麗の部屋から五分程歩いた大きな公園まで歩いた。公園内は電灯が無く、薄暗くて不気味に感じた。
「この木の裏側で立ってるから、一分経ってからこっちに来てね。今朝の痴漢みたいに本気でして、私を感じさせてね。カズくんの試験でもあるからね。期待してるわ。うふふ」
「はい。分かりました」
 美麗は楽しそうに笑みを浮かべながら、木陰に消えた。
 和夫は試験と言われて少し緊張したが、美麗の笑顔が救いだった。試験でも、これほどワクワクする事は無いと思った。
 二人の場所は、通りから離れた奥の方で、車も人も全く通らず静かだった。大きな木が何本か並んでいて死角は多かった。夜の公園は、しんと静まり返っていた。
(痴漢プレイってことだよね。こんなとこで、美麗さん、怖くないのかな?)
 和夫はスマホで一分経ったのを確認すると、木を回った。
 大きな木の前に、美麗は黒のボディコン姿で背中を向けて立っていた。肩までの黒髪は、白く大きく開いた背中を覆っていた。腰はきゅっと締まり、絶妙なカーブで臀部を包んでいた。裾はミニスカート程で、尻の下部の膨らみをぎりぎり覆っていた。太腿まではむっちりと膨らみ、膝から下はきゅっと締まり、ハイヒールの足首は和夫の腕より細かった。
 その美しい後ろ姿を見た瞬間に、不安や怖さは消えていた。
(ああっ、なんて素敵なんだ。それに、なんて淫靡なんだろう。オーエル姿も素敵だったけど、このボディコンも最高だ! それにこれ、裾が超短いよね。歩いたらパンティーが見えちゃうんじゃないかな? はあ、こんな完璧な女性に触われるなんて! ラッキーだな!)
 和夫は高鳴る動悸を抑えるために、静かに深呼吸をした。そっと足を進めて近寄ると、地面に落ちていた葉がパリパリと音を立てた。美麗に触れる直前まで近寄り、うなじの近くで大きく息を吸い込んだ。湯上がりの香りを期待していた鼻腔に、優しい女性の香りと、甘いコロンの香りが漂った。
(いい香り! おかしくなりそうだよ)
 和夫の若い肉体には強すぎる香りだった。股間の膨らみは既にズボンを押し上げていた。
(さて、どうやって触ったら良いんだろう? まずは、朝のバスを思い出してっと)
 和夫は股間の膨らみを、美麗のボディコンの臀部の膨らみに、そっと近づけた。目を閉じて、股間が美麗の身体に触れる瞬間を待った。
 触れた瞬間、身体にドクンっと電流が流れた気がした。そのまま、股間を押し付けた。柔らかだが、確かな女性の尻の感触がズボン越しの陰茎に伝わってきた。
(ああっ、良い気持ちだ!)
 周囲は静かな暗闇だったので、イメージに没頭して、本当にバス内に居るような気がしていた。
 右手でそっと右の太腿に触れた。ボディコンの生地はニットで薄く、美麗の体温を感じた。左手も太腿に触れると同時に足を進めて、股間の膨らみを尻の谷間に合わせて、足を美麗の足に密着させた。
 一気に美麗の身体を下半身で感じ、股間の中は痛いほどに充血して膨らみ、行き場を失なった。
(イテテ、もうだめだ、チンコを外に出しちゃおうかな)
 和夫は一歩下がると腰を引いて、股間のジッパーを降ろした。パンツのボタンが見つからず、少しもたもたしたが、既に八割勃起した陰茎と陰囊をパンツの穴から取り出した。肉棒はみるみるうちに、美麗の尻に向かってギンっと起ち上がった。
 腰をゆっくりと進めて、亀頭をボディコンの尻の下部に触れさせた。ニット生地がサラサラと亀頭を擦り、その奥の柔らかな肉の感触が、和夫の腰に拡がった。
(はあー、もう最高だよ。美麗さんのお尻は、本当に素晴らしい! なんてむちむちしてるんだろう。はあ、女の人のお尻って本当に素敵だなぁ)
 足を一歩戻すと、亀頭はニット生地のたるみを押すように尻の谷間に入った。
(うーん、ちんこを下向きか? 上向きか? よし、まずは、上向きでいこう!)
 腰を少し引いて、亀頭を上向きにすると、肉棒は尻の谷間に沿って生地を滑るように登った。そのまま足を進めると、肉棒と陰囊は尻の谷間にピタリと密着した。ニット生地から美麗の尻の暖かさと弾力が伝わり、まるで尻肉に肉棒が包まれるような快感が腰に流れ込んできた。
 腰と足を更に押し付けて、美麗に密着させると、ゆっくりと上下に腰を動かした。肉棒とボディコン、陰囊や腰と尻、太腿の前と裏、脛とふくらはぎが押し合って擦れあい、それらの部位から断続的に、無数の泡が弾けるような快感が湧き上がった。
(くふぅ、な、なんて気持ち良いんだ! 下半身がミレさんの身体に溶かされていくようだ……。これだけでこんなに気持ち良くて、おまんこに入れたらどうなっちゃうんだろう?)
 和夫の亀頭の傘は開ききり、陰囊は張り詰め、鈴口から汁が溢れ出した。亀頭に浮かんだ雫は、美麗のボディコンの尻に糸を張り、肉棒で擦られると、ニットの奥に吸い込まれた。
「はぁ……」
 美麗の息が漏れた。
 和夫は、待ち望んでいたその吐息を見逃さ無かった。
(よし! 美麗さんも感じ始めたぞ!)
 美麗は頭の少し上の木の枝を、右手で掴んで体を支えていた。
 和夫が下半身を下から擦り上げると、美麗の足や腰がひくひくと震えた。擦り上げる度に、美麗の下半身は前に押し出され、上体は和夫に預けられた。
(美麗さんの体重が掛かって、密着度が増してきた。はぁ、まるで抱いているみたいだ。なんて気持ち良いんだろう!)
 枝を持つ美麗の右手に、力はほとんど入っていなかった。和夫が腰を引くと、美麗の身体はそれに合わせるように和夫にくっついてきた。
 和夫は両手を美麗のボディコンの太腿に乗せた。ニット生地に包まれた張りのある太腿の感触は、手のひらに染み込んで来るようだった。ピタリと合わせた手のひらを、上下にゆっくりと回しながら降ろすと、ボディコンの裾を過ぎて、生の太腿に指先が触れた。
 一度触れたら二度と離れたく無いほど、つべやかな太腿だった。手のひらをピタリと隙間なく合わせると、その素晴らしい感触が手に染み込んできた。
(なっ、なんてツルツルしてるんだろう! しかもこの弾力! はぁ、おかしくなりそうだ)
 両手に触れる生肌の感触は、和夫の興奮と快感を更に高めた。尻に擦り付けた肉棒からは汁がたらたらと染み出し、美麗の美しい尻の谷間に、黒いシミと白い精の跡を残した。
 和夫の中から、むっくりと男の本能が起き出し、この美女を征服したい荒々しい欲望が湧き上がってきた。手が勝手に動き出そうとするのを必死で押さえた。
(だめだ! 荒々しくなんてミレさんは求めて無いよ! ここは落ち着かないと!)
 和夫は太腿に貼りつけた手を、回すように引き上げた。ボディコンの裾から、その中に入れて手前に滑らせると、太腿から急にプリッと肉が盛り上がった。
(うわぁ、ミレさんのお尻だ! もちもちとしてて、それに柔らかくて、はぁ、ああっ、もう逝きそうになってきた)
 指先が溶けそうな程に柔らかな肉を感じた。押し付けていた股間を少し引くと、ボディコンの裾を捲りあげながら、両手のひらで両尻の下の膨らみを包んだ。オワンクラゲのイメージで、手のひらをすぼめては開いた。
 美麗の頭がかくっと後ろに動いて、うなじから女の甘い香りが強く漂った。
 美麗は枝を持つ右腕に口を押し付けると、鼻で荒い息を吐いた。
 和夫は美麗の反応を見逃さないように注意しながら、尻肉を揉んだ。
(あれ? ミレさん、パンティーははいてないのかな?)
 たっぷりとした生の尻肉が手のひらにあり、そこにパンティーらしき生地はなかった。右手をそっと尻の谷間に向けて撫でると、尻の割れ目を覆う数センチの布があった。
(あった! すごい、お尻を数センチしか覆ってないよ。スキャンティっていうのかな?)
 和夫は尻を覆うスキャンティの右端を指先で撫でながら降りた。尻の下部を通り抜けて内腿まで指先を這わせた。
(そうだ、まずはミレさんを逝かせないと!)
 和夫は震える指先で、スキャンティの布の谷間を前後に撫でた。指先は、さっきバスで触った美麗の陰部の感触を思い出していた。
 股間を撫でる度に、美麗の体がピクピクと反応するのが、たまらなく淫らに感じられて興奮した。
(女性を触って感じさせるのって、最高に興奮して、自分まで気持ち良くなれるんだなぁ)
 美麗の髪に顔を埋めて、大きく開いたボディコンの背中に頬を付けた。背中の甘い香りを吸い込みながら、すべすべとした肌に頬を付けて舌を伸ばした。肌に触れた舌が、溶けそうな程に艷やかだった。
 和夫の指先は、股間の谷間を捉えていた。
(このあたりは肉ビラだよね。この間におちんちんが入るはずだな。楽しみ! でもまずはクリトリスかな)
 右手の中指を谷間の前側に滑らせて、谷間の上からぐっと押してから、クリクリと撫で回すと、美麗の身体が更に激しく震え始めた。布はぬらぬらと濡れ、股間を滑るようになった。
(あっ、どっぷりと濡れて来たぞ。女の人の身体って正直で分かりやすいんだなぁ。コレだけ濡れてるって事は本気で感じてるんだよね。おおっ、ミレさんのおまんこ! 触るぞ!)
 スキャンティの布の中に指を入れた。プリプリとした肉ビラはベッタリと濡れていて、指の腹で擦るとヌラヌラと滑った。
「あはん、はぁ、ううっ」
 美麗の腕に押し付けた口から喘ぎ声が漏れ始めた。
(ああっ、俺、こんな素敵な女性を乱れさせてるんだね! ううっ、最高だ!)
 和夫の中指と薬指の腹でクリトリスを撫で回した。
(だいぶ感覚が掴めて来たぞ! ミレさんの腰まで動いて来た。これを撫でるだけでミレさんがこんなに乱れちゃうなんて! 本当に良いな)
 徐々に強く激しく回すように撫でていると、美麗は伸びをしながら、体は固まった。数秒間、硬直した後にビクンビクンと身体を震わせた。
 肉ビラの間の手のひらに、熱い汁を感じた。
(ああっ、ミレさんが俺の指で逝ってる! 本当に可愛らしい! 俺がミレさんを気持ち良くさせてるんだよね!)
 和夫は、自分の手で逝っている美女をとても愛おしく感じた。声を掛けたかったが、喘ぎ声を本気で我慢している美麗を見ると、まだまだ、本気で痴漢プレイを続けなくてはと思った。

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