ベビードール

ベビードール

彼女との久しぶりのお泊まりデートは大仏のある長谷だ。都内の駅で仕事帰りに待ち合わせると、電車で宿に向かった。
宿は海の見える、綺麗なペンションだった。冬の平日の泊り客は自分たちだけのようだ。
徒歩数分のレストランで食事をして、コンビニでシャンパンを買って帰った。風呂は一緒に入ることも出来たが、別々に入った。
洋室チックだが広目の和室なので、布団は並べて敷いた。
彼女が風呂から戻ると自分も入り、軽く汗ばみながら上がった。
湯上がりの彼女と並んでシャンパンを空ける頃、彼女の頭もセックスで一杯の様だった。
彼女を寝かせて、唇を合わせる。すぐに舌が迎えに来たので大きく口を開けて舌を絡ませながら唾液を吸った。しなやかな彼女の身体を抱き締める。浴衣の布の奥の柔らかさと暖かさが伝わってきた。うなじに舌を這わせる。湯上がりの女性の柔らかな香りに、体の血液が下半身に集まって行くのを感じる。暖かく、心地よい。
指先で彼女の股間を数度なぞり、パンティの布を捲ると、溝は恐ろしい程に濡れていた。パンティを脱がせるとするりと脱げてしまう。脱がせた物を確認すると、自分が以前に買って渡したTバックだった。それだったら脱がせずにしたのに、と軽い後悔。それでも別の期待を込めて浴衣を脱がせると、期待通り、ベビードールに包まれたしなやかな肉体が現れた。リクエストをしていなかったのに嬉しいサプライズだ。
彼女の股間に顔を埋めると、クリトリスを中心に溝に舌を這わせた。彼女はクリトリスが好きなので、執拗に舐めると、激しい喘ぎ声を上げた。
「お願い、こっちに来て」
上にごそごそと這い上がって、舌を絡ませる。彼女の指先が勃起した陰茎と陰嚢を優しく愛撫してくる。沸き上がる快感に思わずうめいた。勃起した陰茎の先端を泉に何度か擦り付けて、溢れ出た愛液を絡めると、ズブリと埋めた。
暖かく締め付ける膣の快感にのけぞりながら、指先を彼女の皮膚に這わせる。セックスする度に敏感になる女性の身体にのめり込んでしまう。
ベビードールの彼女を窓際のカウンターに立たせて尻を掴み、陰茎をぐいっと押し込む。窓のシェードを上げると、海に煌めく対岸の街の灯りが見えた。
柔らかな尻肉に腰を押し付けて、少しひんやりした太股や足まで密着させて腰を蠢かす。ベビードールの上から乳房を露出させて両手で揉む。カウンターに手を突いて、海を見ながら男に突かれる彼女を少し冷静な目で捉える。
「海が見える?」
「見える! あんっ、あんっ」
「気持ち良いか?」
「良いっ、凄く良い」
「エロいか?」
「エロい! ああっ」
「セックスしてるのか?」
「はあん、いやっ、してる。セックス気持ち良い!」
激しく突きまくると、喘ぎながら上体を反らせて絶頂に達した。ひくひくと締め付ける膣の快感と夜景を見ながらのセックスに興奮して漏らしそうだ。
布団に横に寝かせて、バックから挿入していたが、お互いに疲れていたので、小一時間で寝てしまった。

まだ夜は開けきらない頃に彼女は目覚めると、僕の陰茎に手を這わせた。目覚めると同時に快感で腰が蠢く。空は既に青くなりはじめていた。彼女の股間は既に万全のようだ。セックス嫌いだったはずなのに、今では自分から求めて来るようになった。
夜明けの窓際に立たせると、朝の海を見ながらバックから突いた。今ではこのプレイは彼女も気に入っているようだ。もし気付いている人が外から見れば、窓に張り付いて乳房を揺らす彼女が丸見えのはずだ。
「誰かに見られてるかもよ」
腰を打ち付けながら、耳元で囁く。
「ああん、いやん」
既に快感に支配されている彼女は逆に興奮するようだ。激しく突いて絶頂に達しさせ、朝の静けさに喘ぎ声を撒き散らした。
布団に移動して、正常位から松葉崩しに移行して、足の指先で乳首を摘まんだ。彼女の足の指を舐めながら、陰茎を突きまくり、さらにクリトリスを指先でなぶった。
「どうだ、エロいか?」
「すごく、エロい! もっとして!」
この変態体位は初めてだったが、かなり気持ち良いようだ。一気に絶頂に掛け上がって、身体を弓ぞらせて激しく達した。
絶頂の最中に正常位でラッシュを掛けると、彼女の身体は更に激しい絶頂を迎えた。絶叫しながら身体を震わせて、激しくしがみついてくる。膣の締め付けは激しく、ゴムをするゆとりも無く、彼女の膣内に白液をぶちまけた。
その快感は果てしなく素晴らしく、自分も大きく叫びながら彼女の奥に精子を放った。ドクドクと肉棒が波打つ度に彼女の身体も反応して、二人はしっかりと抱き合って果てた。
暫くすると、朝日が顔を出した。

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