バス18 お仕置き(1-1)
川北舞子と石井信夫は週末の朝のバスに乗っていた。
「課長は予定通りなの?」
「うん、午後七時にコテージに誘い出してるわ」
舞子は茶色のタイトスカートに白いブラウス、茶色のカーディガン姿だった。
舞子の課長の本田圭二は舞子の不倫相手で、それなりに優遇されてはいたが、最近、圭二の妻の紗栄子にも関係が知られてしまった。
舞子は、その紗栄子に喫茶店に呼び出された。
「貴方が川北さんね。本田を誘惑するのは止めてくれませんか? まだ娘は高校生だし、あんまり事を大きくしたくは無いんです」
「誘惑? 嘘ですよ、あんな男、誘惑するわけ無いじゃないですか。あっちからどうしてもヤラせてってしつこく言って来たんです!」
「なっ、なんてこと!」
紗栄子の手が軽く舞子の頬を張った。
「痛っ!」
紗栄子は夫を信じきっていた。それなのに小娘に夫を侮辱され、更に夫とは反対の事を言われて、思わず手が動いてしまった。
「ごっ、ごめんなさい。余りに聞いた話と違って……」
「いえ、良いです。私も誘惑に乗ったのは事実ですから。でも、本当に興味は無いのでスッパリ別れます」
それを本田に伝えた翌日、舞子は会議室に呼び出された。
「川北君、申し訳ないが、転職してくれないか? もちろん、次のとこの条件は保証する」
「どうしてですか? 私たち、終わりすれば良いと思いませんか?」
「寂しい事言うなよ。これからも仲良くしようじゃないか」
「嫌です。別れるので、転職もしません」
「いや、でも君が近くにいると、妻がチクチクとな。会社にバラされると君もやっかいだろ」
「だから、スッパリ終わりにしましょうって言ってるじゃないですか。そうすればあの人、そんな事しませんよ」
「いや、うーん、別に急いて別れなくても良いだろう」
のらりくらりと関係を続けようとする本田に、舞子は愛想を尽かしていた。今の会社は課長との関係以外、不満も問題も無かった。それでも、何時までも引きずりたくは無かった。
会社を辞めようと決意した日に、信夫とバスで会った。
舞子の会社は信夫の会社の隣で、意気投合した二人は、舞子がこのまま会社に残りながら、本田が手を出せなくする方法を考ることになったのだった。
二人がコテージの受付に着くと、男性が一人立っていた。信夫の微かな記憶の中に山口の風貌が残っていた。背は高めで、記憶より男前だった。年齢は四十近くだろう。
「山口さん、ご無沙汰です。あっ、こっちが話した川北さんです」
「ああ、どうも始めまして。で、ご無沙汰」
山口は爽やかな笑顔で挨拶した。
「始めまして、山口さん。よろしくお願いします。私、受付してきますね」
舞子のセミロングの黒髪は艷やかで、ゆで玉子のようなきれいな額に愛らしい目、ぷりっとした瑞々しい唇は魅力的だった。
舞子が受付に行くのを見送ると、山口が口を開いた。
「信夫、おまえ大丈夫だったのか?」
「えっ? 何かありました?」
「何かって。お前、挨拶も無しに急に会社辞めて、その後、妙な男が信夫に関する事は忘れるようにって言いに来たぞ」
信夫にはその辺りの記憶は無かった。
「へー、妙ですね。ただ急に転職したくなっただけです。それより急にありがとうございます。準備はオッケーですか?」
山口はリュックを叩いた。
「まっ、元気なら良いけどな。準備はオッケーさ。で、また今日も美女ばかりなのか?」
「はい、皆彼女レベルです」
「うへぇ、驚きだなぁ。優子ちゃんもいい女だったしなぁ。おかげでまだ独身たよ」
舞子が戻って、三人はコテージに向かった。遠くに青い海が見える丘に緑の芝が広がり、木々が点在し、その間にコテージが七棟建っていた。一つ一つは話し声が聞こえない程離れていた。
舞子はその中のB棟とE棟を押さえていた。
山口は舞子から受け取ったスマホとタブレットとパソコンを、B等のコテージに設置した無線ルーターに接続した。E棟にはブリッジを置いて、電波を入りやすくした。
「これで、両方からビデオ電話が出来るよ。もちろん、片側のを見るだけもオッケー。録画はこっちのパソコンでしてる。全部残るよ」
「流石ですね。ありがとうございます」
信夫でも出来たが、事の成り行きに集中したかったのと、信夫一人で美女三人を相手にするのはキツイと思った。更には先日のフラッシュバックの記憶が本物か知りたくて、ネットから昔の会社の知り合いを手繰り、山口に連絡したのだった。
コテージは四人用で、真新しいキッチンにはテーブルと椅子が四脚あった。キッチンの右手は洋室で、真っ白な布団のベットが二つ並んでいて心地良さそうな部屋だった。左手は四畳半の和室で、布団は自分で出すようになっていた。窓は広く、傾きかけた陽が射し込んでいた。
信夫と山口はB棟で紗栄子と万里子を待っていた。右手の木々の葉の中に陽は沈んで、辺りは暗くなり、室内の灯りが勝ち始めた。入った時に舞子が点けたラベンダーの香の残り香が薄っすらと漂っていた。
万里子と紗栄子は、午後六時丁度にドアをノックした。既に辺りは薄っすらと暮れ始めていた。
B棟の室内が映るタブレットを紗栄子側に置いて、左隣に信夫が座り、紗栄子の向いに万里子、その隣に山口が座った。ピザを噛りながら、缶ビールで乾杯した。
テレビも点けていない静かな部屋で、皆、それぞれスマホをイジり、これからの成り行きに緊張していた。
信夫にラインが入った。さっき追加したばかりの山口からだった。
(オレはどうしたら良いの?)
(とりあえずは静観していて下さい。自分が紗栄子さんに仕掛けたら、山口さんは万里子ちゃんをお願いします。言葉は不要です。少々抵抗しても止めないで下さい)
(おおっ、了解! こんな美女を触って良いのね!)
(はい! 彼女、感じ易いので頑張って下さい)
山口からオッケーのスタンプが来た。
E棟の灯りが点いて、テーブルに舞子と課長の本田が向かい合わせに座った。テーブルのタブレットで、E棟のキッチンと洋室の中が見渡せる様になっていた。
「いやぁ、舞子君からこんなとこに呼び出してくれるなんて嬉しいね。丁度妻が友人達と旅行らしくてね、今夜は自由なんだよ」
「課長、なんか誤解してますよ。今夜はきっちり別れ話をしたくて呼んだんです!」
「はははっ、その件ならもう終わったじゃないか。君は転職して、僕とはたまに楽しんでくれれば今まで通りだよ」
「だから転職はしませんし、関係も切ります」
「舞子君、あんまり、聞き分けが悪いと転職の話は無しで、会社にも残れなくなるぞっ!」
本田は立ち上がると、お茶を入れる振りをしながら舞子の後ろに回った。一瞬の出来事で、舞子は立ち上がる隙も無かった。舞子の両手は椅子の背もたれの後ろに回されて、手錠を掛けられた。
「玩具だけどね。こんなこともあろうかと、持ってきて良かった」
舞子は前かがみになって外そうとしたが、背もたれが意外に大きくて外れない。立ち上がろうとしたが、手錠は背もたれのバーを挟んでいるようだった。
本田はコテージに備え付けの浴衣の帯を取ると、舞子の腰と椅子の底、背もたれと二重に巻いて拘束した。
「課長、止めて下さい! 彼氏を呼びますよ!」
「あはは、呼べるものなら呼んでみなさい。こんなとこで大声出しても誰も来んぞ。付近のコテージは真っ暗だったしな」
本田は舞子の茶色のカーディガンの前のボタンを外して、白いブラウスの胸に手を這わせた。ブラウスの上からでも胸は揉み心地が良さそうに大きく張り出していた。課長の手が膨らみを確かめる様に大きく開らいてその柔らかな胸を這った。
ブラウスの小さなボタンを上から順にゆっくりと外して、裾をスカートから抜くと、前側をぱっとはだけた。水色のブラジャーが白い肌に眩しく、とても似合っていた。美しい胸から括れた腰へのカーブに身震いした。背中に手を回してブラのホックを外すと、大きな真っ白な乳房がぷるんっとこぼれた。
本田は舞子の後ろに回って、腰を屈めて舞子の髪に顔を埋めて、両手で乳房を揉んだ。大きく真っ白な乳房は本田の手のひらにペタリと貼り付いて、泡玉のようにくにゅくにゅと形を変えた。ギュッと握りしめられると、頂点の突起が飛び出た。本田は舞子の肩越しから、絞った乳房の先の実をペロペロと舐めて、ちゅうちゅうと吸った。
「ふうむ。美女の乳首の味は絶品だな。なんとも甘く、下半身にビンビン来とる!」
舞子の乳首はテラテラと光って力強く飛び出ていた。
本田は顔を離すと指先で乳首をコリコリと捏ね回した。
「ううっ、はぁん、ああっ、止めて下さい!」
「止めてと言いながら、もう感じてるじゃないか。ほら、ここがビンビンになってるぞ」
「課長、奥さんとすれば良いじゃ無いですか」
「ふん、あんな低感度の塾女としても面白くないわ。舞子君のこの感度とプリプリの美味しい若い肌と、キュンキュン締めるこの名器を知ったら離れられんよ」
本田は舞子の両膝に手を掛けると、ゆっくりと開いた。茶色のタイトスカートが捲れて、むっちりとした太腿が顕になり、水色のシルクのパンティーがその間を美しく彩っていた。内ももを軽く撫で上げるだけで、舞子はいい声で鳴き始めた。
「ああん、駄目! いやん! それ以上されたら変になっちゃう!」
「可愛らしい声を上げおって! ほらここじゃろ」
本田の中指がパンティーの中央の凹みをくぐっと押した。水色の中央部はすぐに濃い蒼に変わった。
本田は指を擦り合わせて、指に付いた液体をねちゃねちゃと捏ねた。
「あららぁ、もうタップリ濡れちゃってるなぁ。流石、舞子君。ダメダメと言いながらも淫乱な身体は正直だなぁ」
「くふぅ。止めて下さい。課長がいやらしいことするから。いやんっ、ああんっ、はあ、はあ」
舞子は感じ始めたようで、恍惚な表現で喘ぎ始めた。
本田はズボンを降ろすと、三分勃起の陰茎を舞子の顔の前に出し、舞子の頭を押さえると、股間を顔に押し付けた。美しい舞子の頬や鼻に、どす黒い陰茎が擦られ、それはグロテスクな生物の様に徐々に膨らんだ。
「くふぅ、これはまたたまらなく良いな!」
玉袋を舞子の唇に押し付けながら、指先でパンティーのクロッチを捲って、ピンクの泉に中指を沈めて蠢かせた。
「ああんっ」
喘ぎ声を漏らす舞子の口に、半勃起の陰茎をねじ込んだ。舞子は抵抗もせずに陰茎をチュウチュウと吸って、口の中で膨らませると、陰茎を顔の前に出して、舌を伸ばして亀頭の下部に這わせた。
「おおっ、舞子君のフェラは相変わらず素晴らしい!」
本田の陰茎は完全に勃起して、亀頭の傘は開いた。大きさは信夫の八割はあった。
舞子は亀頭を喉奥まで押し込んで、ぐちゅぐちゅと音を立てて頭を振った。涎が口元から溢れて舞子の乳房に垂れた。
本田の中指は舞子の泉に半分まで埋まり、トロトロの蜜を溢れさせた。
(KDP Select サンプルとして公開)