早歩きの花園

早歩きの花園

 毎朝、同じ時間に追い抜かれる。刺激的なコロンの香りが周囲になびき、目の前で踊るしまった腰とぷるんと膨らんだ尻肉に視線は釘付けになる。

 ダイエットの為か、かなりの早足でスタスタと歩いて行くので、着いて行くのはしんどい。香りが残っている間、大きく息を吸って吸い取り、目で尻肉を追って、割れ目の奥の穴の締まり具合を想像する。栗色の長い髪が歩くたびに背中で揺れる。黒いヒールから出た黒いストッキングの足首はキリリとしまって、リズムよく前に進んでいる。

 追い抜かれる瞬間、彼女の切れ長の目をとらえると、少しだけこちらを意識しているのが分かり、ドキッとする。
 エスカレータで抜かれるときは、登り切って姿が見えなくなるまで、ぷるんと張った尻肉から目を離さないように凝視する。刺激的な香りの中で、パンティーのラインが見えると、それだけで妄想が膨らんでくる。
 逆方向の電車に吸い込まれていってしまうのが残念でならない。

 だが、彼女と同じ方向の電車に乗るチャンスの日が来た。いつもより少し早く出て、追い抜かれるのを待った。毎日きっちりと同じ時間に出ているはずだ。追い抜かれる場所が違うのは、自分の出る時間が数分ずれるためだ。

 後ろを気にしつつ、駅前のスロープを上っていると、目の端に彼女をとらえた。コンコンっと早いリズムの足音が迫り、ふわりと鼻腔に良い女の香りが漂う瞬間、彼女が右側を通り過ぎる。面長で綺麗な目、スラリとした鼻すじと可愛らしい唇を横目で捉えた。ほんの一瞬だけ目が合った。
 白いブラウスに髪が揺れ、黒のタイトスカートの割れ目が目の前で揺れる。

 (今日は、着いていかなきゃ)
 少し距離を取りながらも着いていく。彼女の乗る電車と場所は分かっているから焦る必要はない。
 一呼吸遅れてエスカレータに乗り、滑り込んで来る電車が止まる前に彼女の後ろに立った。

 列がドアに吸い込まれていく。比較的隙間のある向かい側のドアに向かって彼女は歩く。その後ろに滑り込む。彼女の長い栗色の髪が目の前にある。
 (もっと混め!)
 期待通りに後ろから女性の柔らかい腕が押してくれる。踏ん張って彼女に触れないように、ほんの少し隙間を取る。ドアが閉まる音がして、ようやく周囲の動きは止まった。

 ゆっくり電車が動きだすと、また徐々に後ろから圧が掛かる。それを理由に、慎重に腰を前に近づける。(あと少し) 一旦腰を引いてトンっトンっと二歩前に出る。

 毎朝追い抜かれる瞬間しか吸えなかった香りを深呼吸して吸い込む。体中が熱くなり、早くも期待で股間に血が集まってくる気配を感じる。ぷるんと柔らかそうな尻肉まで後1cmだ。

 ガタンっと揺れが来て、一歩前に出てしまった。ぐっと腰が前に出て、彼女のスカートに貼り付いた。
 (ううっ、柔らかい)
 暖かく、そして張のある尻肉に股間が埋まった。上半身は栗色の髪にくっつている。
 もう抵抗は出来ない。ぐんぐんと血液は肉棒に集まり、ほんの数十秒で石のように固くなってしまった。同時に切ないほどの快感がジンジンと腰の周りに這い上がってくる。

 出来るだけ動かないように、ゆっくり割れ目に肉棒を合わせて密着する。彼女は一瞬振り向いて後ろを確認したが、その後は前を向いたままで、嫌がる気配は無い。肉棒はスカートの谷間の柔らかな隙間に埋まり、両側の尻肉がむっちりと腰に貼り付いてくる。

 早くも肉棒がぴくぴくと動き出した。両手をだらりと下げてもう一歩進むと、顔が彼女の栗色の髪に埋まり、完全に背後から抱きしめる格好となった。足首までがぴたりと彼女に吸い付く。後ろからは柔らかな女性の体に押されていた。

 ぴたりと貼り付いたまま、体を電車の揺れに合わせる。腰が前後して、柔らかな谷間をより深く押し込む。ジンジンとした快感と髪の匂いにおぼれながら、徐々に能動的に腰を回し始める。

 柔らかな尻肉がいきり立った肉棒が動くのに合わせてゆっくり前後し始めた。そのたびに、キュッとスカートとパンストが擦れる刺激が伝わってくる。想像だけでは得られない甘い快感が体中を這う。

 知らない女性の体が、ゆっくり反応を示し始める瞬間を感じ、体中の血が背徳の喜びで粟立ち始める。

 麻薬に犯されたように、倫理的な制御が失われていく。ただ今以上の快感を求めて体中が動き始める。
 足がゆっくり上下して、裏腿の肉を刺激する。だらりと伸ばした手は自分の右腿とスカートの間に入る。手の甲に熱くなったスカートと尻肉の柔らかさが伝わる。指先が動きその先を求めて這い始めると、自分でも止められない。

 手の平がぴたりとまるい尻肉の下部に貼り付いた。手に伝わるのはスカートではなく、肉の暖かさと柔らかさだ。指先が尻肉に食い込み始めると、ピクピクっと彼女の体が震え、「はぁ」っと小さなため息が漏れた。
 指先で肉をすくいあげてぷるんっとはじける感覚を楽しむ。はじけるたびに彼女の体が反応する。
 
 肉棒が痛いほど張っている。ジッパーを下げて、パンツの前のボタンを外すと、腹に貼り付いていた肉棒を取り出す。先端はとろりとした液体があふれ始めていた。スカートのスリットを確認すると、その隙間に差し込んで腰を前に進めた。先端が柔らかい肉を押しのけて、熱い部分に入って行く。亀頭に激しい快感が断続的に訪れる。

 何度か大きく腰を前後させていると、彼女の腰もその中央に誘い込むように動いた。反り返るほど固くなっている肉棒の先端が、熱い部分をとらえた。そこを突くと、全身がピクンと震えて甘い匂いが漂う。熱い部分にあたるたびに切ないほど狂おしい快感が亀頭から這い上がる。

 彼女は指先を咥えて声を出さないようにしているが、「うぐ、あはっ」っと小さな息が漏れていた。徐々に前かがみになってその中心部に亀頭が当たりやすくなった。湿っているらしく、パンストがぬるりと亀頭を滑らせ始めた。

 指先で確認すると、泉からはトロトロしたメス汁があふれ、パンストからも漏れ始めていた。指先をひっかけたいがヌルヌルして手がかりが無い。

 手前の太ももの辺りを引っ張って小さな穴を開けた。開けた穴に肉棒を差し込む。すべすべした肌に直接亀頭が触れて、あまりの快感に声を上げそうになった。

 肉棒を中心に向かって進める。手でパンストの道を開けながら、その合間に肉棒を這わせる。つべつべとした肌が亀頭の先端からあふれる液体で、ぬるぬると湿って徐々に滑りは良くなる。

 ショリっと毛の部分に触れた。渇いていたのは周囲だけで、後はヌルヌルのわかめにくるまれるようだ。蜜穴の手前の薄皮が邪魔だが、スリムなタイプで横にずらしてパンストに噛ませると、蜜穴は露わになった。
 手探りで楽園の入口を見つけると、亀頭を当てて腰を両手で固定した。

 彼女は前の男性に抱きつくようにもたれ、腰を突きだしている。前の男性は彼女の吐息を耳に吹きかけられて、まんざらでもないようだ。

 ゆっくり、ゆっくり、大きく膨らんだ亀頭が花園からアリスの入口を広げながら入り込む。じゅぶじゅぶと液体があふれて太ももとパンストの間に溜まり、あふれて垂れはじめた。

 熱い穴は激しく亀頭を締め付けるが、たっぷりと放出された蜜が中への侵入を助ける。ラスト数センチをグイッと力強く押し込むと、彼女の背がエビのように反り返って、髪が大きく揺れた。

 隣の男性はとっくに気づいていたのだろう。自分もまだ触れていない、彼女の豊満な乳房をゆっくりと揉んでいる。

 前後に小刻みに震わせる。肉穴の壁が樹液を搾り取ろうと締め付ける。ぐちゅぐちゅと肉と肉が絡みあうたびに二人の脳内を快感が犯す。良く歩く女性のあそこは締まると聞くが、まさにその通りだ。深く、浅く、清楚な彼女がどこまで耐えられるか試すように腰をぶつける。

 両手でまさぐったので尻肉の辺りのパンストはすっかり破れ、ピチピチした純白のまるい肌がピンク色になって揺れている。両手で撫でまわすだけで快感が倍増した。

 彼女の動きが止まり、激しい収縮が来た。じわりと股間が湿り始めたのを感じる。いやいやをするように小さく頭を振って体を硬直させた。

 これ以上は自分も限界だ。彼女を抱き起すようにして、両手を豊満な乳房に当てると、ぐっと下から腰を突き上げた。
 「ううっ、だめだ、いくっ!」
 「うぐぐ」
 彼女は最後まで清楚さを失わない。声を必死に押し殺して耐えた。
 「ぼん」っと胎内で爆発するように肉棒がはじけ、白液が放出された。「ドクッドクッ」っと肉棒が収縮してどろどろの液体が放出されるたびに激しい快感が2人の股間からあふれた。ジンジンと何時までも快感が去らない。

 徐々に肉棒が緩み始めるのを待って引き抜くと、ハンカチを当ててパンティーを戻した。愛液にまみれた肉棒を収納してジッパーを上げる。
 ドアが開くと、何事も無かったように、清楚な彼女は少しふらつきながらもスタスタと歩き始めた。

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